Excel基礎セミナー


このセミナーは、当協会の専属講師の石田かのこが担当します。

石田かのこが執筆しているWeb記事「ちょこテク」

石田かのこが講義をした「スクー」の授業

このセミナーでは、Excel のバージョンに依存しない機能や関数の基礎についてご紹介します。

Excel を使うための基礎力を付けたい方はもちろんのこと、VBA の学習を始める前に Excel の "機能" を学びたい方におすすめします。

「なぜそうなるのか?」を考える時間を設けられるように、しっかりと演習ができるように、2 日間という時間をとりました。

このセミナーでご紹介するのは、今後もおそらく変わらないであろう Excel の基本中の基本です。しかし、クリックを繰り返す入門コースではありません。機能の本質を理解することをメインとした組織ユーザー向けのセミナーです。

協会の活動や過去に実施したセミナーの様子などは、Facebookページでご覧になれます。

裏技を知っている人 = Excel ができる人 ではない

Excel ユーザーの希望や課題は千差万別です。

しかし、作業効率を上げたい方も、みんなが使いやすいテンプレートを作りたい方も、VBA を実務で使えるようになりたい方でも、Excel の基礎を知らなければどこかでつまずきます。

"裏技をたくさん知っている人" が "Excel ができる人" ではありません。

しっかりと Excel の基礎知識を身につけた上で、複数の機能や操作を組み合わせたり、最適な方法を選択したりできる "Excelを使える人" になるためには、機能を知ることとそれを使いこなすための学習や経験が必要です。

なんとなくやっている操作を再確認しよう

セルにデータを入力した後、"なんとなく" [Enter] キーを押してアクティブ セルを 1 つ下へ移動していませんか? 本当にいつも 1 つ下へ移動する必要がありますか?

入力後すぐにそのセルに書式設定をするとか、すぐにそのセルをコピーするなどというときは、アクティブ セルは動かないほうがいいのではないでしょうか。

そもそも、なんで [Enter] キーを押すとアクティブ セルは 1 つ下へ移動するのでしょう?

それは既定の設定がそうなっているからです。

"今は" アクティブ セルが動かないほうがいいのならそのための操作をすべきですし、"右へ動いてほしい" のならそうなるように操作すべきです。場合によっては設定自体を一時的に変えてしまってもいいでしょう。

普段なんとなくやっている操作が適切かどうかを再確認し、なぜそうなるのか、ほかにどんな方法があるのかを知ることができれば、ほんの少し先を想像して、次のアクションに合った選ぶべき操作が見えてくるはずです。

"値"と"見た目"

たとえば、「和暦でご自身の生年月日を入力してください」とお願いすると、「平成・・・」と入力を始める方と、「1995/・・・」と入力して表示形式で和暦に変更される方がいらっしゃいます。どちらも日付が入力されるため間違いではありませんが、必ず「平成・・・」と入力をしなければならないと思っているのならそれは学習が必要でしょう。

Excel が扱う値にはどんな種類があって、セルには既定でどんな書式が設定されていて、値の種類によって自動的に書式がどうなるのかを知った上で、求めている形でないのなら自分で書式を変更します。

とても当たり前のことのように思いますが、思い通りにならないからといって入力をしなおす方がいるのも事実です。

値には、大きく分けて「数値」、「文字列」、「日付」の 3 つの種類がありますが、Excel は "数値" を優先します。

たとえば、既定のセル入力された "数字" を Excel が "数値" と見なすのか、日付と見なすのかによって、格納される値の種類が変わり、自動的に適用される書式が変わります。

「4/1」や「4-1」と入力すると、Excel はこれを "日付" と見なし、「20160401」と入力すると "数値" と見なします。また、セルに「1000」と入力した場合、Excel はこの値を "数値" と見なし、「1000円」と入力した場合は "文字列" と見なします。

「1000円」という文字列では計算できません。

しかし、「1000」という数値が入力されているセルに「#,##0"円"」という表示形式を設定すれば、格納されている値は「1000」という "数値" のまま、見た目として「1,000円」と表示できるため、求めている見た目とともに計算も可能にします。

書式設定をするためのボタンの位置を知るだけでは、スムーズな更新に耐えられるシートを思い通りに作ることはできません。

こういう値を入れたから」、「今はこうなっていて」、「どうすればどうなるか」を意識できるようになると、作業を中断することなく結果にたどり着くことができるようになります。

アジェンダ

このセミナーでは下記の構成で Excel の基礎を学習いただく予定です。

ただし、当日の進行状況や質問の状況などにより変わることがあります。また、アップデートにより構成を変更することもございます。

1.Excel ブックの構成と基本操作

Excel ブックの既定の状態と基本的な操作をご紹介し、普段、なんとなくやっている操作の意味を確認します。

  • シートの選択と操作
  • セルの選択と操作
  • セルへの値の入力と編集

2.値の入力と書式設定

値の種類とセルの書式設定 (表示形式) についてご紹介し、どんなデータが格納されると、既定でどのような見た目になるのか、それを目的の見た目にするにはどうしたらいいのかを確認します。

  • セルに格納する値の種類 (文字列、数値、日付とシリアル値)
  • 値の入力の方法 (入力、リストから選択、データの入力規則など)
  • 値の種類と既定の表示形式
  • 表示形式の変更と作成

3.数式と関数

演算子やセル参照、関数を使った数式の基礎を確認します。

  • 数式の作成に関する基本 (演算子、セル参照)
  • 関数を使うための基本 (関数の指定方法、関数のネスト)
  • 業務で活用したい代表的な関数

4.テーブル

データベース機能を利用するときに適切な表の形と、テーブルの活用方法についてご紹介します。

  • フィルターによるデータの抽出
  • テーブルの利用 (テーブルへの変換、テーブルの構造を利用したデータ管理)

セミナーの詳細について

開催日時

2020年

02月08日(土曜) - 02月09日(日曜) 10:00~17:00 東京・神谷町 写真

2021年

03月06日(土曜) - 03月07日(日曜) 10:00~17:00 東京・神谷町 写真

11月06日(土曜) - 11月07日(日曜) 10:00~17:00 東京・神谷町 写真

2022年

10月08日(土曜) - 10月09日(日曜) 10:00~17:00 東京・神谷町 写真

2023年

08月19日(土曜) - 08月20日(日曜) 10:00~17:00 東京・神谷町 写真

開催会場にご注意ください。

申し込みのときは、必ず日付を明記してください

応募締切

前日の0:00まで

開催場所

東京・神谷町:東京都港区神谷町 日比谷線神谷町徒歩1分

大阪・梅田:大阪市北区太融寺町 曽根崎東交差点そば

人数

10名~15名程度(先着順)

参加要件

  • Excelはあまり詳しくないが、これから勉強したい人
  • Excelを使っているが、あらためて基礎を学びたい人
  • 数値・文字列・日付のデータの区別をしっかりと学びたい人
  • 実務でExcelを使う上で困っている人

受講料

\58,000(税込)

受講料には、各種割引制度をご用意しています。詳しくは、こちらをご覧ください。

請求書や領収証

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お支払い

お支払いは銀行振込、またはクレジットカード払いよりお選びください。お申し込みの後に、銀行振り込みの場合は銀行口座を、クレジットカード払いの場合はお支払いの手順を記載した「確認メール」を差し上げます。「確認メール」を受信後、おおむね1週間以内に、お支払いください。

お振り込み日の希望などがありましたら、お気軽にお申し付けください。個別に対応いたします。

テキスト

事前に購入していただくテキストはありません。アジェンダや資料、サンプルデータなどは当日お渡しします。

その他

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