条件付き書式 基礎 セミナー
このセミナーは、当協会の専属講師の石田かのこが担当します。
このセミナーでは、Excel の条件付き書式に関する基礎的な内容と、実務で使用するときに知っておきたい設定についてご紹介します。
条件付き書式のルールを作成、設定するだけでなく、作成後にそのセルをコピーしたらどうなるのか、といったブックの継続利用を考えたときに知っておくべきことなどについて解説します。
大切なことは、条件付き書式のルールを作成するときの、特に数式を使用してルールを作るときの考え方をしっかりと理解することです。“コピー” ではなく、自分で “作る” ときに困らないように、ということをテーマにご案内します。
協会の活動や過去に実施したセミナーの様子などは、Facebookページでご覧になれます。
条件付き書式を利用するメリット
セルに対する書式設定には、美しさや見やすさを目的とした書式設定と、強調をして目立たせることを目的とした書式設定があります。たとえば、表に罫線を設定するのはデータの区切りをわかりやすくするために線を表示するために行い、日曜日や祝日を赤い色で表現するのは目立たせるためといえるでしょう。
条件付き書式は強調を目的とした書式設定をおこなうときに利用することの多い機能です。たくさんあるデータの中から強調すべきセルを “見つけて選択する” ことから行わなければならない手動の書式設定では、データ量が多いほど書式設定までに時間と手間がかかり、結果的にミスにつながる可能性が高くなってしまいますし、データが変更されたときには書式の解除や再設定が必要になるため、単純に効率がよくありません。
条件付き書式という機能を使うことによって、データの変更などにも対応できる効率的な書式の適用ができます。
条件付き書式の分類
条件付き書式は大きく 3 つに分類できます。
- A)セルの値を特定の値と比較して、条件に一致する場合に適用する条件付き書式
- B)数式の結果に等しい場合に適用する条件付き書式
- C)セル範囲内でのセルの比較結果を表現する条件付き書式
たとえば、「セルの値が 10000 より大きかったら」とか「セルが空白だったら」という条件に一致するときにセルを塗りつぶすような条件付き書式は A) です。条件を入力したり選択したりするだけでルールを作成できるため特別な学習は不要かもしれません。
また、「このセル範囲内で 1 番大きな数値が入っているセルに色を付けたい」とか「このセル範囲内のセルの数値の大小がわかりやすいようにバーを表示したい」という範囲内にある複数のセルを比較した結果を書式で表すのが C) です。こちらも基本的にはどうしたいのかを選ぶだけで設定できます。
しかし実務で必要とされるのは "選ぶだけ" ではルールを作ることのできない B) です。 たとえば、「表の該当行のセルを塗りつぶして強調したい」というケースや、「カレンダーの土日・祝祭日を色分けしたい」という目的があるときには数式を組み合わせて条件付き書式のルールを作成します。
条件付き書式では、数式の処理結果として TRUE が返る場合に指定した書式が適用されます。どうやったら TRUE を返す数式を作ることができるのか、といったことも一緒に考えましょう。
アジェンダ
このセミナーでは下記の構成で条件付き書式の基礎を学習いただく予定です。
ただし、当日の進行状況や質問の状況などにより変わることがあります。また、アップデートにより構成を変更することもございます。
1. 条件付き書式の概要と基本操作
条件付き書式の概要と、ルールを作成する際に使用するメニューやダイアログ ボックスなどの使い方といった基本操作について確認します。
- 条件付き書式の概要
- ダイアログ ボックスとリボンのメニュー
- ルールの管理と編集
2. 指定の値を含むセルの条件付き書式
「～ という文字列を含む」や「～ 以上の数値」といった特定の値を条件としたルールの作成について、簡易メニューからルール作成ができるケースとそうでないケースの違いをご紹介します。
- 特定の値とセルの値が等しい場合に適用する条件付き書式
- 指定した値を含むセルの強調
- 以上」や「始まる」などのルールによるセルの強調
3. セルの比較結果を表す条件付き書式
単一の値との比較ではなく範囲内の値を相対的に判断して書式を適用するルールについてご紹介します。
- 上位 / 下位のセルの強調
- 数値の大小を表すデータ バー
4. 数式を使用した条件付き書式の基本
数式を使用したルール作成の基本的な考え方やセル参照について解説し、比較的シンプルな数式を使ったルールの作成をお試しいただきます。
- ルールで使う数式の作り方
- 比較演算子を使った数式によるセルの強調
- 関数を使った数式によるセルの強調
5. 数式を使用した条件付き書式のケース スタディ
下記のようなテーマのルール作成について解説し、時間が許す限り演習としてお試しいただきます。
- 数式が入っているセルの強調
- 特定の文字列が含まれる行の強調
- データがあるセルへの罫線の設定
- 土曜日・日曜日・祝祭日のセルの色分け
- 祝祭日リストの活用
セミナーの詳細について
開催日時
2022年
11月23日(水曜・祝日) 10:00～17:00 東京・神谷町 写真
開催会場にご注意ください。
申し込みのときは、必ず日付を明記してください
応募締切
前日の0:00まで
開催場所
東京・神谷町：東京都港区神谷町 日比谷線神谷町徒歩1分
人数
10名～15名程度（先着順）
参加要件
- 条件付き書式を実務で活用したい人
- とくに数式を使用した条件付き書式のルールを作れるようになりたい人
受講料
\37,000(税込)
受講料には、各種割引制度をご用意しています。詳しくは、こちらをご覧ください。
請求書や領収証
請求書をご希望の方は、こちらをご覧ください。
領収書をご希望の方は、こちらをご覧ください。
お支払い
お支払いは銀行振込、またはクレジットカード払いよりお選びください。お申し込みの後に、銀行振り込みの場合は銀行口座を、クレジットカード払いの場合はお支払いの手順を記載した「確認メール」を差し上げます。「確認メール」を受信後、おおむね1週間以内に、お支払いください。
お振り込み日の希望などがありましたら、お気軽にお申し付けください。個別に対応いたします。
テキスト
事前に購入していただくテキストはありません。アジェンダや資料、サンプルデータなどは当日お渡しします。
その他
- 講師はOffice TANAKAの石田かのこが担当します。
石田かのこが執筆しているWeb記事「ちょこテク」
石田かのこが講義をした「スクー」の授業 - お申し込みが最少催行人数に満たない場合、中止となることがあります。その場合は、1週間前までにご連絡します。
- すべて消費税込みの金額です。消費税率の変動により、受講料が変わることがあります。ご了承ください。