Access 基礎 1 セミナー


「Access 基礎 1 セミナー」は、当協会の専属講師の石田かのこが担当します。

石田かのこが執筆しているWeb記事「ちょこテク」

石田かのこが講義をした「スクー」の授業

このセミナーでは、Access を使ってデータベースの基礎を学習し、Excel でのデータベース活用にも役立てていただける考え方についてご紹介します。

Access は Excel の上位プログラムではありません。「Excel でできないことが Access ではできるらしい」「Excel では限界だから Access にしよう」というのは、正しくありません。
そもそも Access と Excel は役割の違う製品ですから、Excel にはない機能が Accessには実装されていますし、その逆もしかりです。それぞれの特徴を知ってデータベースを活用できるようになっていただくためのセミナーです。
※ 内容は Excel と Office 連携セミナーと重複する部分がございます。

協会の活動や過去に実施したセミナーの様子などは、Facebookページでご覧になれます。

Excel は表計算ソフト、Access はデータベース管理ソフト

Excel は、ワークシートに数値や文字列、日付といったデータを集め、これらをもとに数式を作成して集計を行ったり、グラフを作成したりしてレポート化することが得意な表計算ソフトです。
"セル" という要素によって、利用における自由度が高く、あらゆる目的のドキュメントを作成できます。

自由度が高い反面、データ管理における制約を設けることが難しく、キレイなデータを集めるには工夫と努力が必要です。「この列は必ずデータを入れてね」「この列には日付しか入れないでね」なんていうルールがあっても、故意にせよそうでないにせよ、ルールを無視することは案外簡単にできてしまいます。
こうなると、集計を行ったときに正しい結果が出なかったり、データ クレンジングが必要になったりします。

一方の Access は、キレイなデータを効率よく集めて、管理、運用することを得意としているリレーショナル データベース管理ソフトです。
デスクトップ製品としては、かなり大量のデータを取り扱うことができる製品で、データを蓄積する場所にデータ型などの制約を設けることで整ったデータを収集でき、すばやいデータの検索や抽出を行え、計算などの加工がしやすいデータを保管することができます。
テーマごとに集められた小さな表をリレーション (結合) することで 1 つの大きな表のように扱うことができることも特徴の 1 つです。

ただし、Excel では容易に行える印刷用の表のレイアウトやデータ分析、グラフ作成も、システムの機能の 1 つとして組み込む必要があるため、Excel ほど手軽には行えません。

"キレイなデータを集める" "大量データを効率よく扱う" という目的に関しては、データベース管理専用製品である Access のほうが、機能が充実しているといえます。

Excel でデータベース機能を使うために

Excel にもフィルターやピボットテーブルなどのデータベース機能があります。
これらは優秀な機能ですが、ワークシート上のデータがどんな形で集められていても適切に使える、というものではありません。データベース機能ですから、データベース化 (テーブル化) されているデータの集まりに対して利用することが前提の機能です。

Access を使ってデータベースについて学習すると、Excel でのデータベースの利用にも活かすことができます。

Excel のワークシートでは、レイアウトを意識した構造の表にデータを入力して保管し、加工 (計算) を行うこともできますが、Office TANAKA では、Excel を使って行う業務を「入力」「計算」「出力」の流れに沿って分けて考えましょう、とお伝えしています。
これは、「テーブル」に「フォーム」を使ってデータを蓄積 (入力) し、「クエリ」を使ってデータを加工 (計算) して、「レポート」で印刷用のページを作成 (出力) する、という Access のデータベース オブジェクトによる管理にも合致した考え方です。

Access データベースの作成者と利用者

Access はデータベース作成者 (アプリケーション作成者) とデータベース利用者 (データ入力、印刷をするユーザー) が明確に分かれることがあります。

Access では、「受注管理」「成績管理」「施設管理」など、目的ごとにデータベース (ファイル) を作成します。データベース作成者が、管理するデータの分類や種類、どのような加工をするのかなどを検討して設計し、それをもとにデータベースを作成します。
作成されたデータベースを「受注管理」などの目的用アプリケーションとして、利用者が使います。なんなら Access で作られていることすら気にしていないユーザーさんもいらっしゃるかもしれません。

このセミナーでは、今まで利用者としてのみ Access を使ってきた方も、どのようにしてデータベースが作られていくのかを体験していただけると思います。

アジェンダ

このセミナーでは下記の構成で Access のテーブルとクエリの基礎を学習いただく予定です。
フォームやレポートの作成、モジュールやマクロについては含みませんので、アプリケーションやシステムが完成するわけではありません。

当日の進行状況や質問の状況などにより変わることがあります。また、適宜、構成を変更することもございますのでご了承ください。
なお、内容は「Excel と Office 連携セミナー」と重複する部分がございます。

1. データベースと Access の概要

データベースとはなにか、データベースを扱うときに適しているアプリケーションはなにか、Access によるデータベース管理と Excel によるデータ管理の違いはなにか、などについてご紹介します。

  • Microsoft Office アプリケーションの連携と使い分け
  • Microsoft Access によるデータベース管理の特徴
  • データベースの基本用語
  • Access データベースの確認

2. テーブルの作成とデータ管理

テーブルを作成するために必要な事前準備やテーブル作成の流れ、リレーションシップについてご紹介します。

  • Access データベースの作成
  • テーブルの種類と役割
  • テーブルの作成と定義
  • テーブルへのデータの入力と格納
  • リレーションシップの作成

3. クエリによるデータの抽出と加工

クエリとはなにか、クエリで行う抽出や計算についてご紹介します。

  • クエリの役割と種類
  • 選択クエリの新規作成
  • 複数テーブルでのクエリの作成
  • 保存済みクエリの編集
  • 抽出条件の設定
  • クエリによる演算と集計

セミナーの詳細について

開催日時

開催会場にご注意ください。

申し込みのときは、必ず日付を明記してください

応募締切

前日の0:00まで

開催場所

東京・神谷町:東京都港区神谷町 日比谷線「神谷町駅」徒歩1分

人数

10名~15名程度(先着順)

参加要件

  • Access に苦手意識を持っている人
  • Access について基本から学習して活用したい人
  • Excel だけではなく Access もきちんと使っていこうと考えている人

受講料

\37,000(税込)

受講料には、各種割引制度をご用意しています。詳しくは、こちらをご覧ください。

請求書や領収証

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お支払い

お支払いは銀行振込、またはクレジットカード払いよりお選びください。お申し込みの後に、銀行振り込みの場合は銀行口座を、クレジットカード払いの場合はお支払いの手順を記載した「確認メール」を差し上げます。「確認メール」を受信後、おおむね1週間以内に、お支払いください。

お振り込み日の希望などがありましたら、お気軽にお申し付けください。個別に対応いたします。

テキスト

事前に購入していただくテキストはありません。アジェンダや資料、サンプルデータなどは当日お渡しします。

その他

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