【書式】
File.OpenAsTextStream([iomode, [format]])
テキストファイルを開き、開いたTextStreamオブジェクトを返します。
引数filenameには開くファイル名を指定します。OpenAsTextStreamメソッドは既存のファイルを開くメソッドです。新しいファイルを作るのではありません。引数filenameに存在しないファイル名を指定するとエラーになります。ファイルが存在するかどうか調べるには、FileSystemObjectオブジェクトのFileExistsメソッドを使います。
引数iomodeは省略可能です。読み込みまたは書き込みを表す次の値を指定します。省略すると読み込みの1が指定されたとみなされます。
| 値 | モード |
|---|---|
| 1 | 読み込み用で開きます |
| 2 | 上書き書き込み用で開きます |
| 8 | 追加書き込み用で開きます |
引数formatは省略可能です。開くファイルの形式を指定します。指定できるのは次の値です。省略するとASCIIファイルとして開かれます。
| 値 | 形式 |
|---|---|
| 0 | ASCIIファイルとして開きます |
| -1 | Unicodeファイルとして開きます |
| -2 | システムの既定値で開きます |
FileオブジェクトのOpenAsTextStreamメソッドは、FileSystemObjectのOpenTextFileメソッドと同じ機能を提供しますが、OpenTextFileメソッドと違って、ファイルへの追加モードではない書き込みにも使用できます。
Sub test71()
Dim FSO As Object
Set FSO = CreateObject("Scripting.FileSystemObject")
''C:\Work\Sample.txtの末尾に現在の日時を書き込みます
With FSO.GetFile("C:\Work\Sample.txt").OpenAsTextStream(8)
.WriteLine Now
End With
Set FSO = Nothing
End Sub