VBAデバッグ&エラー対策 セミナー


このセミナーは、Office TANAKAの田中亨が担当します。

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マクロに"エラー"はつきもの

マクロはプログラムです。プログラムである以上は、エラーは避けられません。みなさんも、マクロを実行したとき、エラーでマクロが停止した経験があるのでは。

エラーとは、何らかの理由でプログラムが正常に動作せず、停止してしまう状況などを言います。その原因などを究明して修正する作業のことを"デバッグ"と呼びます。マクロの作成や運用では、この"エラー"に対する事前の対策と、"デバッグ"作業が不可欠です。しかし、そうしたエラー対策やデバッグは、一筋縄ではいきません。ほとんどの方が、苦手としています。理由はさまざまですが、マクロを有効活用するには、避けて通れないスキルです。本セミナーでは、インターネットや書籍などで解説されることが少ない、"エラー対策"と"デバッグ"に関して、理由や仕組みから対処法まで、詳しく解説します。

エラーの種類

マクロを作成したり、あるいは実行しているときに発生するエラーには2種類あります。

  1. コンパイルエラー
  2. 実行時エラー

一口にエラーと呼びますが、両者は意味が異なります。ざっくり言うと、「コンパイルエラー」は"文法や記述のミス"であり、「実行時エラー」とは(文法や記述は合っているけど)理論的に実行できないというミスです。それぞれ、注意するポイントや修正のコツなどは違うのですが、コンパイルエラーは、マクロ作成時(記述時)にも発生しますし、実行時エラーは、マクロを実行した後でしか発生しません。エラーが起きてもマクロが停止しないようにする「エラー対策」とは、実行時エラーに対して行う処理です。

エラー対策に必要なこと

エラー対策に必要なことは多いです。たとえば「ExcelやVBAの仕様やルール」です。既存のブックを開いたとき、アクティブシートはどこになりますか?新しいシートを挿入したとき、そのシート名は何になりますか?SelectとActivateの違いは何ですか?などなど、そうした基礎知識がなければ、そもそもエラー対策はできません。あるいは「エラー処理に関する技術」も必要です。エラーが発生してもマクロが停止しないようにするには、On Errorステートメントを使います。発生したエラーの種類を特定するにはErrオブジェクトを使います。そうした技術的な方法を知らなかったらエラー対策はできません。ほかにも「バランス感覚」も必要です。エラー対策には、大きくわけて

  • 発生したエラーに対する処理
  • エラーを発生させない処理

の二つがあります。両者は、どちらか一方だけ考えればいいのではなく、バランス感覚が重要です。エラー対策の技術を、短期間でマスターするのは難しいですが、基本を理解して経験を積んでください。それしか手はありませんし、それが一番の近道です。

デバッグは犯人捜し

エラーの原因を"探して"、間違いを"修正"する作業をデバッグと呼びます。ここで頭を悩ませる方も多いでしょう。デバッグ作業で重要なことは、"修正"することではありません。間違っているところを"探す"ことです。デバッグの8割は"探す"作業だと言っても過言ではありません。その、"探す"ための道具や仕組みが、VBEにはたくさん用意されています。たとえばイミディエイトウィンドウや、ブレークポイントや、ステップ実行などです。こうした道具を使って間違いを探すのですが、それらはあくまで道具に過ぎません。それらの道具を、どう使うと便利なのかは、これはもうケースバイケースです。デバッグとは、犯人捜しのような作業です。まずは道具の使い方を覚えなければいけませんが、何よりも必要なことは、いかにたくさんの間違いを探したか、という経験です。

アジェンダ

本セミナーは、次のようなカリキュラムを予定しています。なお、カリキュラムの内容は変更する可能性もあります。より理解しやすい教え方を日々模索し、受講される方すべてに満足していただくためです。あらかじめ、ご了承ください。

1.エラー対策

プログラムでは、さまざまなことが起こります。予期しない事態が起きたとき、エラーで停止させないためにはエラー対策が欠かせません。

  • なぜエラーになるのか
  • エラー対策とは何か
  • エラーの種類と考え方
  • エラーになったらどうするか
  • どんなエラーが発生したのか
  • エラーを利用する処理
  • (など)

2.デバッグ

デバッグとは、プログラムの間違いを見つけて、その間違いを修正する作業です。いわば"犯人捜し"です。

  • デバッグとは何か
  • デバッグはなぜ難しいのか
  • デバッグのポイント
  • ブレークポイント
  • Stopステートメント
  • イミディエイトウィンドウ
  • ログの出力
  • (など)

セミナーの詳細について

開催日時(1日コース)

2023年

03月05日() 10:00~17:00 東京・神谷町 満席 写真

05月20日() 10:00~17:00 東京・神谷町 写真

10月15日() 10:00~17:00 東京・神谷町 写真

2024年

07月21日() 09:45~16:45 大阪 写真

10月13日() 10:00~17:00 名古屋 ※ノートPCをご持参ください。 写真

10月19日() 10:00~17:00 東京・神谷町 写真

開催会場にご注意ください。

申し込みのときは、必ず日付を明記してください

応募締切

前日の0:00まで

開催場所

東京・神谷町:東京都港区神谷町 日比谷線「神谷町駅」徒歩1分

大阪:大阪市中央区本町 大阪メトロ中央線、堺筋線「堺筋本町駅」徒歩5分

名古屋:愛知県名古屋市中村区 JR「名古屋駅」桜通口から徒歩5分

人数

10名~15名程度(先着順)

参加要件

  • すべてのExcelユーザー

受講料

\50,000(税込)/1日

請求書や領収証

請求書をご希望の方は、こちらをご覧ください。

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お支払い

お支払いは銀行振込、またはクレジットカード払いよりお選びください。お申し込みの後に、銀行振り込みの場合は銀行口座を、クレジットカード払いの場合はお支払いの手順を記載した「確認メール」を差し上げます。「確認メール」を受信後、おおむね1週間以内に、お支払いください。

お振り込み日の希望などがありましたら、お気軽にお申し付けください。個別に対応いたします。

テキスト

事前に購入していただくテキストはありません。アジェンダや資料、サンプルデータなどは当日お渡しします。

その他

  • 講師はOffice TANAKAの田中亨が担当します。
  • お申し込みが最少催行人数に満たない場合、中止となることがあります。その場合は、1週間前までにご連絡します。
  • すべて消費税込みの金額です。消費税率の変動により、受講料が変わることがあります。ご了承ください。

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