Office スクリプトとはExcelに備わっているプログラミング言語のひとつです。Excelを自動化するとき、VBAでマクロを作るようなイメージですね。よく知られているVBAが初めてExcelに実装されたのは1993年のExcel 5.0です。VBAは、もともとVisual Basicが元になっており、さらにさかのぼればQuick BasicやN88-BASICなどがルーツです。一方のOffice スクリプトは2021年に搭載された新しい言語であり、Microsoftが作ったTypeScriptがベースになっています。ちなみにTypeScriptは、現在もっとも注目されているプログラミング言語らしいです。
なぜMicrosoftはOffice スクリプトなどという新しい言語をExcelに搭載したのでしょう?理由はいくつかありますが、ひとつにはDXなどで「Excelデータを自動処理する」ようなとき、VBAだと勝手が悪いからです。VBAはExcelの操作に特化した専門の言語です。ユーザーがExcelに対して行う"手動操作"を自動化するのなら、これほど便利な言語はありません。しかし、Power Automateなどと組み合わせた"自動操作"になると、ブック内にバイナリで保存されているVBAマクロというのは、親和性や安全性を考えると多くの問題を内包しています。そこで登場したのがOffice スクリプトです。
確かに「VBAは古い言語」であり「Office スクリプトは新しい言語」です。歴史的には正しいですが、決してOffice スクリプトはVBAの上位互換ではありません。言語仕様や、使われるべき用途などが異なる、まったく別の仕組みです。ぜひ、正しい知識を持ってください。
私がOffice スクリプトのセミナーを実施すると発表したら、セミナーの常連さんから「あれほどOffice スクリプトの悪口を言っていたのに?」と笑われました。いや、違うんです。私が嫌っていたのは、ときどき散見する「もうVBAはオワコンっしょ~これからはOffice スクリプトの時代だしw 今さらVBAとか草」みたいな寝言をほざく、何も分かってない連中です。ハッキリ言いますが、Excelを操作するのでしたらVBAがベストです。Pythonによるブック操作など足元にも及びません。これは間違いありません。だから、今後もVBAは使われ続けます。とはいえ、これからのExcelユーザーには上述した"自動操作"も求められます。ビジネスの現場がDXに進む以上は、避けられない変化が訪れます。そのとき「私はOffice スクリプトを知りません」って逃げるようでは困ります。"知らない"のと、"知ってるけど使わない"のは大きな違いです。
そもそも言語の設計思想などが異なるので、VBAとは異なる知識が必要です。特に「配列操作」と「日付操作」は、Office スクリプトを学ぶVBAユーザーにとって最大の鬼門と言えるでしょう。本セミナーでは、そのへんを実例を交えてメッチャ詳しく解説します。ちなみに、こうした新しい技術を学ぶときは、今まで自分が慣れ親しんだ知識との「違いを楽しむ」という気持ちが重要です。「ああ!なんでこんな面倒くさいの!VBAなら簡単なのに、キーッ!」とイライラするのではなく「へぇ、違うんだ~そんな世界もあるんだね~」と許容すると良いですよ。
【内容】
2026年
09月19日(土) 13:00~17:00 東京・神谷町
11月22日(日) 13:00~17:00 東京・神谷町
開催会場にご注意ください。
申し込みのときは、必ず日付を明記してください
前日の0:00まで
東京・神谷町:東京都港区神谷町 日比谷線神谷町徒歩1分
大阪:大阪市中央区本町 大阪メトロ中央線、堺筋線「堺筋本町駅」徒歩5分
名古屋:愛知県名古屋市中村区 JR「名古屋駅」桜通口から徒歩5分
10名~15名程度(先着順)
\40,000(税込)
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