AIを活用する新しいVBA学習法 セミナー


VBA学習の難しさ

WordやPowerPointなどと違い、Excelは特殊なアプリです。Wordなどは"成果物を作る"アプリです。AIが作ってくれた文書の要約や、プレゼンで使用するスライドなどは「80%の出来でも良い」ですし、たいていは「作ったら終わり」です。しかしExcelは違います。Excelは、"仕組み(数式やマクロ)を作る"アプリです。AIが作ってくれた仕組みには「100%の精度が要求」されます。計算の結果がちょっと違うけど、まぁいっか...とはなりません。さらに一度作った仕組みは「永続的にメンテナンス」が必要です。Excelユーザーであれば、暗黙的に知っているこうした特性を、多くの人は理解していません。だから「マクロはAIが作ってくれます。もうVBAの勉強はしなくていいんです。簡単でしょ」と、まるで見当外れの使い方を示します。言語道断です。Excelを知らない人は、Excelを語らないでいただきたいですね。

従来の"VBA学習"には、いくつもの壁がありました。まず、"初めの一歩"までが遠いです。「では、簡単なマクロを書いてみましょう」の前に、多くのことを学ばなければなりません。オブジェクト式とは何か?大文字と小文字は分けて入力するのか?どこにスペースを入れるのか?そもそもマクロって、どこに書いてどう実行するのか?などなど。これらを学習しないと"簡単なマクロ"すら書けません。テニスを楽しみたいのに、まず膨大なルールブックを教えられるようなものです。たいていのビギナーはここで挫折します。さらにVBA学習を難しくしている要因は「マクロはブックの状況で動作が変わる」ことです。ブックはいわば"巨大なエコシステム"と言えます。セルに入力されている値や、設定されている名前定義や、シートの名前やデータの量などによって、同じマクロであっても動作が変わります。VBAを学習するビギナーは、こうした巨大なエコシステムを相手にしなければなりません。

AI活用の利点

VBAを学ぼうとして挫折する理由は、何もユーザー側の原因だけではありません。今までは「書籍やWebページ」「Webの掲示板」「PCスクールなどの講習」「知人への相談」くらいしか学習教材がありませんでした。どれも一長一短ですが、書籍を読んでも書いてあることが分からず、しかも不明点は質問できなかったり、掲示板で質問したら「ググれカス」と言われたり、スクールや動画などの講習も、何だか分かったような気分になるけど、いっこうにスキルが上がらなかったり、知人や先輩に質問しても難しい用語を並べられて「ちょっといま忙しいから」と断られてしまう...日本人なら誰でも経験したはずです。

AIを活用する学習では、これらの問題がすべて解決されます。まずは、最初の教材として「簡単なマクロ」を作ってもらいます。もちろん不明点が多いことでしょう。そこでAIに質問します。「今のこの部分は、どういう意味?」って。AIは親身になって答えてくれます。もし分かりにくい表現や用語があったら「もっと分かりやすく教えて」とか「何かに例えるとどういうこと?」など、どんなリクエストをしても、AIは決して嫌な顔をせず(顔はありませんが)、「さっき言いましたよね」なんて逆ギレもせず、24時間365日いつでも笑顔で(顔はありませんが)、優しく教えてくれます。しかも、その知識量たるや、そこらの"なんちゃって講師"や、職場内でちょっとVBAを知っている先輩などを、はるかに凌駕しています。まさに、あなたにとっての"専属家庭教師"と呼べるでしょう。使わない手はありません。

AI学習のポイントは、この「作ってもらう→教えてもらう→理解する」という"学習サイクル"です。この「作ってもらう」から始める学習には、大きなメリットがあります。従来の学習は「まず基礎を理解して次に進む」という流れでした。いわゆる"学校教育"みたいなものですね。こうした"積み上げ方式"は確かに有用なのですが、とにかく時間がかかるという難点があります。みなさん、そんなに暇じゃないです。さらに、学習する基礎の中には「あなたの業務では必要ない」項目も含まれています。それはしかたありませんね。カリキュラムは万人向けに作りますし、そもそも誰もあなたの業務や希望を知りませんから。だから「まずゴールを作ってもらう」んです。こういうことをしたい、こういうマクロを理解したいと。当然あなたには基礎がないのですから不明点だらけでしょう。そこで、その不明点をAIに質問します。「なぜ、こうするの?」「シリアル値って何?」「なんで一度変数に入れるの?」みたく。これは従来の学習方法とは違う、いわば"掘り下げ方式"です。これにより、学習時間の短縮と、不要な知識の迂回が可能になります。素晴らしいです。

ブックという「エコシステム」

Excelユーザーには、もうひとつ大きな課題があります。それはブックです。先にも述べたように、マクロはブックという「エコシステム」のパーツに過ぎません。マクロを運用したり、VBAの知識を学習するためには、そもそもExcelの機能やワークシート関数なども学ばなければなりません。それなら、そこもAIに教えてもらおう...という考えは当然ですが、そうは問屋が卸しません。なぜなら、AIはブックの内容を把握できないからです。よしんばAIにブックを添付しても、そのブックにどんな名前定義があって、Power Queryでどんなクエリを使っていて、セルにはどんな数式が入力されているか、AIは見ることができません(眼はありませんが)。さらに、実務で使っているブックを安易に添付するのは、セキュリティやコンプライアンスの観点からも慎重になるべきです。これでは結局、AI活用の学習など無理っぽいな...大丈夫です!そこで活躍するのは、私が開発し無料で配布している「ワークシート診断ツール」です。

ワークシート診断ツール

ワークシート診断ツールは、ブック内の設定や状況などを詳しく調査して、その結果をリスト形式に出力します。AIに"実務で使っているブック"を渡すのではなく、そのブックを調査した"診断結果"を渡します。これでAIはブックの内容を正確に認識できます。マクロに関する質問であっても「そのセルはこういう状況だから」とか「そのクエリと連携するなら」と具体的なアドバイスをしてくれます。さらに、もしマクロがエラーになって、その原因をAIに質問したときでも「エラーの原因はマクロのコードではなく、名前定義の問題です」と的確な答えを返してくれます。

さらにもうひとつ、実務のブックには重要な情報が入力されています。だからブックそのものをAIに渡すのは心配です。しかし、診断ツールの"診断結果"には、ブック内の情報は一切含まれません。診断結果はあくまで"設計図"です。設計図だけを渡して内容は伝えないのですから、コンプライアンス的な問題もクリアです。

「ワークシート診断ツール」は下記ページからダウンロードできます。VBAマクロとして作成していますから、インストールなどは不要です。ぜひ、お試しください。きっと驚きますよ。

http://officetanaka.net/library/


なんか調子に乗って、セミナーでお話しする内容の多くを、ここに書いてしまいました。でも、こんなもんじゃありません。セミナーでは、もっと深掘りします。複数のAIを連携させて学習効率を高める方法だとか、最も大切な"あなた自身"の意識などなど、深い話がいっぱいです。ぜひ、すべてのExcelユーザーに聞いていただきたい講座です。あと、お気づきの方もいると思いますが、本ページで使用している画像は、NotebookLMに作ってもらいました。セミナーの内容を書いたテキストを読み込ませるだけで、こんな画像を自動的に作成してくれます。いやぁ~良い時代になりましたね。長生きはするもんです~。

【内容】

  1. VBA学習の難しさ
    Excelは特殊なアプリ
    自動化バイアス
    ブックの複雑さ
    VBA教育の問題点 など
  2. VBA学習方法の変化
    従来の学習との比較
    AIを活用するメリット
    業務に与える影響 など
  3. AI活用法
    GoogleのGeminiを薦める理由
    NotebookLMとの連携
    Gemini「Canvas」の使い方
    ワークシート診断ツールについて
    各AIの個性と性格
    最も重要なこと など

セミナーの詳細について

開催日時

2026年

06月21日() 13:00~17:00 東京・神谷町

開催会場にご注意ください。

申し込みのときは、必ず日付を明記してください

応募締切

前日の0:00まで

開催場所

東京・神谷町:東京都港区神谷町 日比谷線神谷町徒歩1分

大阪:大阪市中央区本町 大阪メトロ中央線、堺筋線「堺筋本町駅」徒歩5分

名古屋:愛知県名古屋市中村区 JR「名古屋駅」桜通口から徒歩5分

人数

10名~15名程度(先着順)

参加要件

  • すべてのExcelユーザー

受講料

\40,000(税込)

請求書や領収証

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お支払い

お支払いは銀行振込、またはクレジットカード払いよりお選びください。お申し込みの後に、銀行振り込みの場合は銀行口座を、クレジットカード払いの場合はお支払いの手順を記載した「確認メール」を差し上げます。「確認メール」を受信後、おおむね1週間以内に、お支払いください。

お振り込み日の希望などがありましたら、お気軽にお申し付けください。個別に対応いたします。

テキスト

使いません。当日使用したパワーポイントのスライドとサンプルデータは差し上げます。

その他

  • 講師はOffice TANAKAの田中亨が担当します。
  • お申し込みが最少催行人数に満たない場合、中止となることがあります。その場合は、1週間前までにご連絡します。
  • すべて消費税込みの金額です。消費税率の変動により、受講料が変わることがあります。ご了承ください。

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