AIの進化はめざましいです。ネットには「AIの賢い使い方」や「AIを有効活用するポイント」などが溢れています。たとえば、
あなたは、ユーザー行動分析の専門家であるデータアナリストです。提供されたウェブサイトのアクセスログデータから、ユーザーの行動傾向を詳細に分析し、コンバージョン率(CVR)を改善するための具体的な施策を提案してください。
のように指示をすると、AIがレポートを作ってくれますよと。なるほど、確かに便利ではありますが、残念ながらExcelでAIを活用する場面では、役に立ちません。理由は、次の2点です。
- Excelは"仕組み"を作るアプリ
Wordは「文書」という成果物を作るアプリです。PowerPointは「スライド」という成果物を作るアプリです。たとえばPowerPoint+AIで「新商品のプレゼンで使うスライド」を作ったとしましょう。極論を言えば、イメージしていた内容と多少異なっていても、大きな問題にはなりません。しかし、Excelは違います。Excelはグラフやレポートなどの成果物だけでなく、その成果物を導くための仕組みが必要です。その仕組みは、VBAのマクロであり、セル内の数式であり、条件付き書式であり、表示形式などです。そうした仕組みの作成においては、ほんの少しの計算ミスも許されません。成果物を作るのと、仕組みを作るのは、根本的に違うんです。だから、レポートや資料を作るのが目的のプロンプトは、Excelで通用しません。仕組みを作ることに適したプロンプトが必要なんです。
- 毎回データ分析なんかしない
あなたはExcelユーザーですか?もしそうなら、日々Excelで何をやっているか思い出してください。毎日データ分析していますか?毎回レポートを作成していますか?まぁ、ときどきは作るでしょうけど、ほとんどのExcelユーザーは、すでに決められたフォーマットに、必要な元データを用意して、ときには複雑な集計作業をしています。ピボットテーブルにしても、Power Queryにしても、毎回新しいものを作るのではなく、すでに決められているアウトプットに合わせて元データを用意しているのでは?難解な数式や、複雑なマクロも、毎回新しく作りますか?すでに前任者などが作った仕組みがあり、ときどきそれらを修正しているのではありませんか。全Excelユーザーの約80%は、そういう使い方をしています。「商品のトレンド分析」が必要なExcelユーザーは、ごくわずかです。
Excel+AIが有効活用される場面は、高度なデータ分析やレポートの作成ではありません。エラーになったマクロを修正したり、仕様変更に合わせて数式を変更したり。あるいは、時間がかかる入力作業や編集作業を効率化するための、マクロや数式の作成です。そうしたケースでこそ、AIが真価を発揮します。そのためには、そうした用途で使えるプロンプトが必要です。本セミナーでは、ExcelでAIを活用する上で必須の"Excelで使えるプロンプト"を徹底解説します。
【内容】
- プロンプトの意義と役割
Excelは"仕組み"を作るアプリ
プロンプトに求められる2つの意義
伝えるために必要なこと
最適解を得るために必要なこと
- Markdownの使い方
Markdownとは何か
メモ帳でMarkdownを使う方法
プロンプトで必要な書式
- Excel用のテンプレート
データ分析のプロンプトは使えない
数式/マクロ作成に必要な項目
ペルソナの重要性と代替え記述
望む結果を最も適切に指示する裏技
- 具体例とポイント
こう書いたらこうなる事例集
NGワードの言い換えリスト
抽象化表現の一覧
セミナーの詳細について
開催日時
2026年
01月18日(日) 13:00~17:00 東京・神谷町
02月08日(日) 12:45~16:45 大阪
02月22日(日) 13:00~17:00 名古屋
開催会場にご注意ください。
申し込みのときは、必ず日付を明記してください
応募締切
前日の0:00まで
開催場所
東京・神谷町:東京都港区神谷町 日比谷線神谷町徒歩1分
大阪:大阪市中央区本町 大阪メトロ中央線、堺筋線「堺筋本町駅」徒歩5分
名古屋:愛知県名古屋市中村区 JR「名古屋駅」桜通口から徒歩5分
人数
10名~15名程度(先着順)
参加要件
受講料
\40,000(税込)
請求書や領収書
請求書をご希望の方は、こちらをご覧ください。
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お支払い
お支払いは銀行振込、またはクレジットカード払いよりお選びください。お申し込みの後に、銀行振り込みの場合は銀行口座を、クレジットカード払いの場合はお支払いの手順を記載した「確認メール」を差し上げます。「確認メール」を受信後、おおむね1週間以内に、お支払いください。
お振り込み日の希望などがありましたら、お気軽にお申し付けください。個別に対応いたします。
テキスト
使いません。当日使用したパワーポイントのスライドとサンプルデータは差し上げます。
その他
- 講師はOffice TANAKAの田中亨が担当します。
- お申し込みが最少催行人数に満たない場合、中止となることがあります。その場合は、1週間前までにご連絡します。
- すべて消費税込みの金額です。消費税率の変動により、受講料が変わることがあります。ご了承ください。
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