このセミナーは、Office TANAKAの田中亨が担当します。
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ProPlusやExcel 2019で追加された「スピル」という機能は、今までの歴史上、すべての表計算ソフトで"暗黙の仕様"とされていた「セルに入れた数式は、別のセルに"値"を代入しない」というルールを覆した画期的な新機能です。今までは、セルに何かの値を入れたいとき、その方法は3種類しかありませんでした。手で入力するか、あらかじめそのセルに数式を仕込んでおくか、マクロで代入するかのいずれかです。しかしスピルは、たとえばセルA1に入力されている数式が、セルA2やセルA3などの"空欄セル"に計算結果を代入してくれます。言葉で表現すると難しいですが、一目で分かる驚きの仕組みです。
では、この「スピル」が実装されたことで、いったい何が変わるのでしょう。Excelを使う上での"考え方"が激変します。たとえば、数式をコピーする必要がなくなります。今までは、元データの量に合わせて、同じ量のセルに数式をコピーしなければなりませんでした。そこには、数式をコピーし忘れるというミスが生じます。一部の数式だけ、数式の内容が異なってしまっても気づきにくいです。考えてみてください。100個のセルに100個の数式を代入するのと、1個のセルに代入した1個の数式が100個のセルに値を入れてくれる違いを。さらに、数式をコピーするのですから、絶対参照と相対参照を使い分けなければなりません。そうした苦労も、スピルによって軽減します。さらに、スピルが実装されたことで実現可能になった新しいワークシート関数も登場しました。
1つの数式が別のセルへ値を代入するという「スピル」が実装されたおかげで、新しいワークシート関数も追加されました。どれも、今まではマクロでないと不可能だったことを実現可能にする画期的な関数です。たとえば、オートフィルタ機能と同じ結果を得られるFILTER関数。データをオートフィルタで絞り込むとき、その結果が何件になるか事前には分かりません。もし、それを従来の関数で取得しようとするのなら、何件になるか分からないセル範囲に、あらかじめ数式を仕込んでおかなければなりません。それは無理です。しかし、スピルを使えば簡単です。1個の数式が、必要なだけ、複数の空欄セルに値を書き込んでくれるのですから。そうした、スピル機能によって実現可能になった関数たちは、どれも驚くほど便利です。これからのExcelで、大活躍するに違いありません。ほかにも、複数の条件を指定できるIFS関数やSWITCH関数、複数のセルを一気に文字列結合できるCONCAT関数やTEXTJOIN関数、そして、何と言っても注目は、XLOOKUP関数です。
本セミナーは、次のようなカリキュラムを予定しています。なお、カリキュラムの内容は変更する可能性もあります。より理解しやすい教え方を日々模索し、受講される方すべてに満足していただくためです。あらかじめ、ご了承ください。
2022年
07月24日(日) 10:00~17:00 東京・神谷町 写真
11月20日(日) 10:00~17:00 東京・神谷町 写真
開催会場にご注意ください。
申し込みのときは、必ず日付を明記してください
前日の0:00まで
東京・神谷町:東京都港区神谷町 日比谷線神谷町徒歩1分
10名~15名程度(先着順)
一般:\50,000(税込)
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