取得と変換 セミナー 1


このセミナーは、Office TANAKAの田中亨が担当します。

協会の活動や過去に実施したセミナーの様子などは、Facebookページでご覧になれます。

「取得と変換」について

「取得と変換」という機能は、Excel 2016で実装された標準機能です。もともとは、Excel 2010やExcel 2013向けに公開されたアドイン「Power Query」がベースになっています。このアドインがExcel 2016で標準機能に格上げされたわけです。少しややこしいのですが、最新のExcelでは「取得と変換」は「データの取得と変換」と表記されています。こうした機能の名称は変わる可能性もありますので、ここでは最初のネーミングである「取得と変換」と表します。なお、「Power Query」というのは、「取得と変換」機能の中で使われている技術の名称であり、「取得と変換」=「Power Query」ではありません。「Power Query」という技術は「Power BI」などでも活用されています。もし、書籍やWebなどで「Excelの"取得と変換"機能」について学習しようとしたとき「Power Query」という単語で検索すると、おそらく「Power BI」の情報に行き着きます。「Excelの"取得と変換"機能」について調べるのでしたら「Power Query」ではなく「取得と変換」という用語で検索してください。

今までのExcel

今までのExcelでは、計算や編集の元になるデータを、まずはExcel上にすべて読みこまなければなりませんでした。元データは、Excelブック形式ファイル(XLSX)だけでなく、CSVだったり、Accessのデータだったり、基幹システムなどのデータベースだったりします。それらをExcel上に読み込むためには、高度なマクロなどが必要であり、もし、データファイルの名称やフォーマットが変更されると、そのつどマクロを改変するなどの手間がかかりました。Excelユーザーは、長きにわたって、この戦いに明け暮れていました。

「取得と変換」のメリット

「取得と変換」は、その名のとおり、"(元データの)取得"と、"(取得したデータの)変換"をやってくれる機能です。これによってExcelユーザーは、複数の元データを"読み込む"部分の苦労から解放されます。さらに、読み込んだ元データに対して、ある程度まで変換作業を行ってくれますので、Excel上に展開した結果は、Excelユーザーにとって操作しやすい形式になります。

Excelユーザー的な視点

この「取得と変換」機能は、単純に「Excelが便利になる」というレベルではありません。業務の流れ全体に変化を及ぼしたり、作業そのものの考え方が変わるような、画期的な進化です。そりゃそうです。今まで、何時間もかけて手動でやっていた作業が一切不要になり、ごく一部の人にしか作れなかったマクロもいらなくなるのですから。そんな「取得と変換」ですが、ひとつ重要なポイントがあります。それは、この「取得と変換」が、あくまでExcelのいち機能であるということです。われわれは、業務を遂行するためにExcelを使っています。目的は業務の遂行です。いかに効率よく、ミスなく、確実に業務を遂行するのかがポイントです。決して「取得と変換」のスペシャリストになろうとしないでください。「取得と変換」で使われている「Power Query」には、高度なデータベース機能がたくさん存在します。たとえば、Power Queryに実装されている"M言語"を使うと、複雑な計算も可能です。では、これから、この新しい言語をマスターしなければならないのでしょうか。いいえ、その必要はありません。計算だったら、Excelでやればいいのです。使い慣れたVLOOKUP関数やSUMIF関数を使えばいいのです。最終的な分析は使い慣れたピボットテーブルで行えばいいのです。「取得と変換」を活用する最大のポイントは、「Excelで簡単にできることはExcelでやる」という"使い分け"の発想です。

アジェンダ

本セミナーは、次のようなカリキュラムを予定しています。なお、カリキュラムの内容は変更する可能性もあります。より理解しやすい教え方を日々模索し、受講される方すべてに満足していただくためです。あらかじめ、ご了承ください。

  • 「取得と変換」とは何か
  • "取得"のポイント
  • "変換"のポイント
  • できることと、やるべきではないこと
  • Excelとの"使い分け"
  • 関数やマクロでやった方がいいこと
  • 将来的な展望

セミナーの詳細について

開催日時(1日コース)

2022年

02月13日() 10:00~17:00 東京・神谷町 写真

03月19日() 10:00~17:00 東京・神谷町 写真

04月24日() 10:00~17:00 東京・神谷町 写真

05月28日() 10:00~17:00 東京・神谷町 写真

06月26日() 10:00~17:00 東京・神谷町 写真

08月07日() 10:00~17:00 東京・神谷町 写真

09月17日() 10:00~17:00 東京・神谷町 写真

11月06日() 09:45~16:45 大阪 写真

12月18日() 10:00~17:00 東京・神谷町 写真

2023年

02月05日() 10:00~17:00 東京・神谷町 写真

06月18日() 10:00~17:00 東京・神谷町 写真

09月23日() 10:00~17:00 東京・神谷町 写真

12月02日() 10:00~17:00 東京・神谷町 写真

2024年

02月11日() 09:45~16:45 大阪 写真

03月09日() 10:00~17:00 東京・神谷町 写真

05月07日(火) 10:00~17:00 東京・神谷町 写真

06月22日() 10:00~17:00 東京・神谷町 写真

10月12日() 10:00~17:00 名古屋 ※ノートPCをご持参ください。 写真

2025年

02月15日() 10:00~17:00 東京・神谷町

開催会場にご注意ください。

申し込みのときは、必ず日付を明記してください

応募締切

前日の0:00まで

開催場所

東京・神谷町:東京都港区神谷町 日比谷線「神谷町駅」徒歩1分

大阪:大阪市中央区本町 大阪メトロ中央線、堺筋線「堺筋本町駅」徒歩5分

名古屋:愛知県名古屋市中村区 JR「名古屋駅」桜通口から徒歩5分

人数

10名~15名程度(先着順)

参加要件

  • すべてのExcelユーザー

受講料

\50,000(税込)/1日

請求書や領収証

請求書をご希望の方は、こちらをご覧ください。

領収書をご希望の方は、こちらをご覧ください。

お支払い

お支払いは銀行振込、またはクレジットカード払いよりお選びください。お申し込みの後に、銀行振り込みの場合は銀行口座を、クレジットカード払いの場合はお支払いの手順を記載した「確認メール」を差し上げます。「確認メール」を受信後、おおむね1週間以内に、お支払いください。

お振り込み日の希望などがありましたら、お気軽にお申し付けください。個別に対応いたします。

テキスト

事前に購入していただくテキストはありません。アジェンダや資料、サンプルデータなどは当日お渡しします。

その他

  • 講師はOffice TANAKAの田中亨が担当します。
  • お申し込みが最少催行人数に満たない場合、中止となることがあります。その場合は、1週間前までにご連絡します。
  • すべて消費税込みの金額です。消費税率の変動により、受講料が変わることがあります。ご了承ください。

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