クエリの「複製」と「参照」


先日、このサイトをよくご覧になっている方とお会いしたとき「1つの話が長い!」と怒られました。読むのが大変だと。他のサイトは、もっと短いと。すみません、今回は短くまとめます。

Power Queryエディタには、クエリの「複製」と「参照」があります。それぞれ、何が違うのでしょうか。次のようなデータで、やってみます。

クエリの「複製」または「参照」を作るには、2つの方法があります。ひとつは、[ホーム]タブ[クエリ]グループの[管理]をクリックして、表示されるメニューから「複製」または「参照」を選択する方法です。

もうひとつは、クエリの一覧でクエリを右クリックして、表示されるメニューから「複製」または「参照」を選択します。

比較するために、両方作ってみました。

さて、元のテーブルで、何かの操作をしてみます。ここでは「名前」を"田中"で絞り込みました。

複製したクエリを見てみると、こちらは絞り込まれていません。

しかし、参照したクエリは、元のクエリと同じように絞り込まれています。

これ、要するに「セルをコピー(複製)したのか」「セルを参照したのか」みたいなものです。Excelユーザーだったら、そう考えると分かりやすいです。

セルをコピーしたときは

コピー元を変更しても、コピー先は変わりません。

セルを参照したときは

参照元を変更すると、参照先も変更されます。

クエリの「複製」と「参照」も同じことです。

今回は、短くスッキリと、まとめてみました。Kさん、いかがでしょう。なお「1つの話が長い」というお叱りと、もうひとつ「ところどころに出てくる、あの笑いを取りに行くギャグ、あれもいらないです」とも言われましたが、そこはかんべんしてください。唯一の楽しみなんです…。