そのうち、パソコン雑誌やWebでも、新しいExcel 2010のレビューが始まることでしょう。たいてい、その手の記事は、Microsoftから提供されるホワイトペーパーなどを元にしますので、Microsoftが"推奨している"新機能ばかりが取り上げられます。しかし、私が初めてExcel 2010を触ったとき、真っ先に注目した新機能はコレです。
なんと、待ちに待った「ハイパーリンクの一括削除」機能が追加されたのです。
実は、Excel 2007の後に発売されたMac版のExcel 2008には、この機能が追加されていました。なので、ほんの少しだけ期待していたのですが、やはりありました。スパークラインだとかスライサーなんかよりも、はるかに意義のある新機能だと思います。
使い方は簡単です。ハイパーリンクが設定されている複数のセルを選択して、[クリア]-[ハイパーリンクのクリア]を実行します。
標準ではハイパーリンクの設定だけが解除されて、ハイパーリンクの書式(青文字+下線)は残ります。ただし、実行するとスマートタグが表示されるので、クリックして[ハイパーリンクと書式のクリア]も選択できます。
[クリア]-[ハイパーリンクの削除]は、いきなりハイパーリンクと書式を同時にクリアできます。