Cell Image

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初めに


ウチの掲示板で

>Excelのデータをブログに貼り付けるにはどうしたらいいですか?

という質問がありました。
ワークシートのデータは特殊ですから、表形式を保ったままブログなどに貼り付けるには、

  1. Tableタグに変換する
  2. 画像として貼り付ける

の方法が考えられます。
Tableタグに変換した方が細かい装飾など便利です。私はもっぱらTableタグを使っているのですが、ケースによっては画像として貼り付けた方がいい場合もありますね。

そこで、ワークシート上で選択したセル範囲を画像として保存するアドインを作りました。
試してみましたが、けっこう便利なので公開します。

ちなみに、掲示板はこちらです。


機能


ワークシート上で選択したセル範囲を、JPG形式またはPNG形式で保存します。
実行すると、あらかじめ設定したフォルダに

 CI00001.jpg
 CI00002.png

という連続番号の画像ファイルで保存します。たとえば、こんな画像です。





動作環境


Excel 2000〜Excel 2003で動作します。
開発と動作確認は、Windows XP+Excel 2003で行いました。

※注意※
Excel 2007では正常に動作しません
てか、正常な画像を保存できません。おそらくExcel 2007の仕様でしょう。
外部DLLを使うなどすればできるかもしれませんが、ちょっと面倒です。
なので、当アドインは、Excel 2007では動作しません。
組み込んでもメニューを登録しないようにしています。
そのうちヒマができたら、Excel 2007対応版を検討してみます。

インストール


  1. 圧縮ファイルを任意のフォルダに解凍します
  2. Excelの[ツール]-[アドイン]を実行します
  3. [アドイン]ダイアログボックスの[参照]ボタンをクリックします
  4. 1で解凍したフォルダを開き「CellImg.xla」を選択します
  5. [OK]ボタンをクリックします
  6. [アドイン]ダイアログボックスで[OK]ボタンをクリックします

アンインストール


  1. Excelの[ツール]-[アドイン]を実行します
  2. 「セル範囲を画像で保存」のチェックをはずします
  3. [アドイン]ダイアログボックスで[OK]ボタンをクリックします

※参考※
下記のページで、アドインの使い方を図入りで解説しています。

使い方


最初に「画像を保存するフォルダ」を設定します。

[編集]-[セル範囲を画像で保存]-[設定]を実行してください。



実行すると[Cell Imageの設定]ダイアログボックスが表示されます。



[保存先フォルダ]ボックス右の[…]ボタンをクリックして画像を保存するフォルダを設定してください。



※注意※
保存先フォルダを設定していないと、実行しても保存できません。




選択したセル範囲を画像として保存するには、次の2通りの方法があります。

【右クリックメニュー】
保存したいセル範囲を選択して、マウスの右ボタンをクリックします。
表示されるメニューで[セル範囲を画像で保存]をクリックします。



実行すると、[Cell Imageの設定]ダイアログボックスで選択した画像形式で保存します。



【[編集]メニュー】
保存したいセル範囲を選択して、[編集]メニューを開きます。



[セル範囲を画像で保存]-[JPG形式で保存]
を実行すると、JPG形式で保存します。

[セル範囲を画像で保存]-[PNG形式で保存]
を実行すると、PNG形式で保存します。




画像ファイルは「CIxxxxxx.jpg」または「CIxxxxxx.png」というファイル名で保存します。
「xxxxxx」は連番です。
JPGとPNGで、自動的に、別々の連番を付けます。
連番は、保存先フォルダに存在する既存画像ファイルのうち最も大きい連番+1とします。
たとえば、

 CI000001.jpg
 CI000002.jpg
 CI000005.jpg

という画像が保存されていると、

 CI000006.jpg

で保存します。

※注意※
連番の桁数や、先頭文字の「CI」は変更できません。

設定


[編集]-[セル範囲を画像で保存]-[設定]をクリックすると[Cell Imageの設定]ダイアログボックスが開きます。



[保存先フォルダ]ボックス
画像ファイルを保存するフォルダを設定します。
右の[…]ボタンをクリックすると[フォルダの選択]ダイアログボックスが開きます。



※耳より情報※
[フォルダの選択]ダイアログボックスの初期フォルダは、[保存先フォルダ]ボックスが設定されます。
深い階層のフォルダを選択する場合は、先に[保存先フォルダ]ボックスに開きたいフォルダのパスを入力してから[…]ボタンをクリックすると便利です。てか、それなら直接入力しちゃってもいいのですが、パスの入力間違いには、くれぐれもご注意ください。

[保存形式]オプションボタン
「JPEG」または「PNG」を選択します。
マウスの右ボタンをクリックして表示されるメニューから実行するときは
ここで選択した画像形式で保存します。

[保存したら音を鳴らす]チェックボックス
無事に画像形式で保存できたとき、音を鳴らすときオンにします。

[音源ファイル]ボックス
鳴らす音源ファイル(*.wav)を設定します。

※ちょっと一言※
音源ファイルの再生はAPI(mciSendString)を使っています。wavだけでなく、たぶんmp3やmidiなんかも再生できると思います。
ですが一応、当ソフトとしてはwavを推奨します。他の形式はテストしていません。
wavファイルは、C:\Windows\Media にあるWindows標準のを使うか、インターネットなどで探してください。

[設定]ボタン
設定内容をレジストリに保存してダイアログボックスを閉じます。

[キャンセル]ボタン
設定内容をレジストリに保存しないでダイアログボックスを閉じます。

[バージョン情報]ボタン
バージョン情報を表示します。



※これは便利※
バージョン情報のCopyright表示をクリックするとOffice TANAKAサイトを開きます。



ci110.lzh ← こちらからダウンロードできます。

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