既存のファイルを開く


Web版Excelのページ(https://excel.cloud.microsoft/)を開くと、次のような画面が表示されます。

なんか、店に入ったとたん大声で「っらっしゃいませぇっ~!!!!!!」って言われてるようで、ちょっとアレな気分です。さて、この画面で[空白のブックを作成]をクリックすると、空の新規ブックが開くのですが、実務では"既存のブック"を開くことが多いのでは?なので、今回はそこからやります。

上図は、これから開くブックです。条件付き書式や入力規則などなど、適当にいろんな仕組みを入れてみました。後ほど詳しく解説します。このブック(Sample02.xlsx)が、PC内のローカルフォルダに保存されているとします[*1(下記参照)]。

まずは[ファイルをアップロード]をクリックします。そう、[開く]じゃありません。アップロードです。Web版Excelは、OneDriveやSharePoint内のファイルを開けますが、ローカルPC内に保存されているファイルを直接開くことはできません。ローカルPCに保存されているファイルは、OneDriveなどにアップロードしなければなりません。クリックすると次の画面が開きます。

ここに表示されているフォルダは、PCのローカルフォルダです。ブックを選択して[開く]ボタンをクリックします。

おお、なかなか再現性は素晴らしいですね。これから、仕込んだ機能などを検証していきますが、その前に、そもそも今Web版Excelで開いているブックって、どこに保存されているのでしょうか。それを調べるには、Web版Excelの[ファイル]タブを開きます。

表示されるメニューの先頭にある「オンラインでの自動保存先」に書かれている「Documents」が、このこのデータの保存先です。ちなみに、この「Documents」をクリックすると、ブラウザでOneDriveのページが表示されます。

みなさんは、どのようにOneDriveを使っているんでしょうね?私は、Windowsのエクスプローラに、OneDriveが表示されるようにしています。こうすると、ローカルのファイルを扱うのと同じ感覚で操作できるので便利です。やり方は「エクスプローラにOneDriveを表示するには?」などをAIで調べてください。

さて、条件付き書式や入力規則などを仕込んだブックの、再現性を検証してみましょう。続きは、次のコンテンツで。

追記

(*1)関係ないんですけど、本稿を執筆していて気づきました。Excelのアイコンが変わりました

今までのアイコン

新しいアイコン

タイムスタンプを確認したところ、上図「今までのアイコン」をキャプチャしたのは、2025年10月7日です。変わったことに気づいたのが10月10日の午前中ですので、ここ3日の間に変わったようです。調べていませんが、Excelが変わったのですから、WordやPowerPointのアイコンも変わったはずです。そういえば、ここ数日で、エクスプローラに表示されるアイコンに、ちょっとした違和感がありました。興味ないので調べませんでしたけど、OneDriveなどに保存しているファイルで、ローカルPC側でダウンロードしていないファイルのアイコンが、何か少し変わったように感じていました。ちょっとウザイなって思いました。アイコンというのは、別にExcelが決めているのではなく、Windowsの設定というか決まりです。もっと正確に言えば、拡張子ごとに決まっています。今までも、Excelのバージョンが上がったときなどに、アイコンが変わることがありましたけど、なぜ、このタイミングで変わったのか分かりません。単なる"気分的"なことかもしれませんし、何か「これからExcelは変わります!」というMicrosoftの意思表示なのかもしれません。Microsoftは世界規模の大手企業ですから、どんな細かいことでも"変える"ときには、何らかの理由があるでしょうからね。

(さらに追記)
ちょっと調べたら、どうやらMicrosoftから公式表明が出ていたようです。チェックしていなかったので、知りませんでした。以下、AI(Gemini)の要約です。

Microsoftは2025年10月初旬に、Word、Excel、PowerPoint、Outlookなど、主要なMicrosoft 365アプリケーションのアイコンデザインを順次展開することを発表しました。
・時期: 2025年10月上旬から、Microsoft 365のユーザー向けに順次展開中です。
・デザインコンセプト: 従来のフラットでミニマルなデザインから一歩進み、「流動的なフォルム(Fluid forms)」と「鮮やかな色(vibrant colors)」を取り入れた、より立体感や奥行きのあるデザインになっています。
背景: この刷新は、AIアシスタント「Copilot」を始めとする、AIとの統合とモダンなユーザー体験を強調するブランド戦略の一環と見られています。ExcelやWordなどのアイコンは、それぞれのアプリのシンボル(Excelなら「X」とセル)を保ちつつ、よりポップで丸みを帯びた印象に変わっています。
だそうです。