ホームページ(URL)を開く-簡易版-


マクロからインターネットのページ(URL)を開くには、いくつかの方法があります。詳しくは「ホームページ(URL)を開く」をご覧ください。この「ホームページ(URL)を開く」で紹介しているのは、どれもIEなどのブラウザで表示する方法です。しかし、よく考えてみたら、Excelには指定したURLを開く標準機能が、ちゃんと用意されていました。それはWebクエリです。

[データ]-[外部データの取り込み]-[新しいWebクエリ]を実行すると[新しいWebクエリ]ダイアログボックスが開きます。この[アドレス]ボックスにURL(http://~)を入力して[移動]ボタンをクリックすると、そのページが表示されます。

このダイアログボックスは意外と便利で、リンクをクリックするとちゃんと別のページに移動することもできます。ただし、文字の大きさを変更するなどはできず、右クリックしてもIEのメニューは表示されません。まぁ、本当のブラウザではありませんから、しかたないですね。でも、とりあえず指定したURLのページを表示することは可能です。

しかし、残念ながら[データ]-[外部データの取り込み]-[新しいWebクエリ]の動作をマクロ記録しても、QueryTableオブジェクトが追加される様子が記録されるだけです。[新しいWebクエリ]ダイアログボックスを開くという動作は記録されません。こんなときはDialogsコレクションの出番です。[新しいWebクエリ]ダイアログボックスを開く定数はxlDialogNewWebQueryです。次のコードは、[新しいWebクエリ]ダイアログボックスでこのページを表示します。

Sub Sample()
    Application.Dialogs(xlDialogNewWebQuery).Show _
        "http://www.officetanaka.net/excel/vba/tips/tips96.htm"
End Sub

ただし、この[新しいWebクエリ]ダイアログボックスは本来、新しいWebクエリを追加するための機能です。すでに別のWebクエリで取り込んだデータ範囲内にアクティブセルがあると、[データ]-[外部データの取り込み]-[新しいWebクエリ]自体がエラーになりますので注意してください。