シート見出しの色を設定するには、Worksheetオブジェクト内のTabオブジェクトのColorIndexプロパティに色を表す数値を指定します。TabオブジェクトはExcel 2002で追加されたオブジェクトですから、Excel 2002より前のバージョンではシート見出しの色を変更できません。次のコードはSheet1のシート見出しを赤色に設定します。
Sub Sample09()
Worksheets("Sheet1").Tab.ColorIndex = 3
End Sub
シート見出しの色を「色なし」に設定するときは、ColorIndexプロパティに定数xlNoneを指定します。上記のコードで指定した「3」は赤色を表す数値です。どの色が何番になるかは、マクロ記録で確認しましょう。
実用的なサンプルを2つばかりご紹介しましょう。次のコードは、左隣のシート見出しと同じ色をアクティブシートに設定します。
Sub Sample09_2()
With ActiveSheet
If .Index = 1 Then Exit Sub
.Tab.ColorIndex = Sheets(.Index - 1).Tab.ColorIndex
End With
End Sub
次のコードは、全てのシート見出しに設定した色を解除します。
Sub Sample09_3()
Dim ws As Worksheet
For Each ws In Worksheets
ws.Tab.ColorIndex = xlNone
Next ws
End Sub