折れ線グラフで、線の太さを変えるには、Weightプロパティに、太さを表す数値を指定します。
Sub Sample() ActiveSheet.ChartObjects(1).Chart.SeriesCollection(1).Format.Line.Weight = 6 End Sub
一応書いておきます。
SeriesオブジェクトのFormatプロパティは、ChartFormatオブジェクトを返します。
ChartFormatオブジェクトは、塗りつぶし(FillFormat)やぼかし(SoftEdgeFormat)など、系列(Seriesオブジェクト)の書式にアクセスするためのオブジェクトです。
ChartFormatオブジェクトのLineプロパティは、線の書式を表すLineFormatオブジェクトを返します。
LineFormatオブジェクトには、線の色やスタイル、パターンなどのプロパティがあります。Wightプロパティは、太さを設定するプロパティです。
線の太さは、系列ごとに指定できます。すべての系列に対して太さを設定するには次のようにします。
Sub Sample() Dim i As Long With ActiveSheet.ChartObjects(1).Chart.SeriesCollection For i = 1 To .Count .Item(i).Format.Line.Weight = 6 Next i End With End Sub
Sub Macro() ActiveSheet.ChartObjects(1).Activate ActiveChart.SeriesCollection(1).Select With Selection.Border .ColorIndex = 57 .Weight = xlThick .LineStyle = xlContinuous End With With Selection .MarkerBackgroundColorIndex = xlAutomatic .MarkerForegroundColorIndex = xlAutomatic .MarkerStyle = xlAutomatic .Smooth = False .MarkerSize = 9 .Shadow = False End With End Sub
Excel 2003までのグラフでは、線の太さは、BorderオブジェクトのWightプロパティで設定します。ただし、設定できる太さは、ダイアログボックスで選択できる4種類です。
指定する定数は、次の通りです。
定数 | 値 | 意味 |
---|---|---|
xlHairline | 1 | 細線 (最も細い罫線) |
xlThin | 2 | 極細 |
xlMedium | -4138 | 普通 |
xlThick | 4 | 太線 (最も太い罫線) |
マクロ記録したコードは、線の太さだけでなく色なども設定していますが、とりあえずこのコードは、Excel 2007でも動作します。
まぁ、実際には、Excel 2003でも線の太さを変えるだけなら、次のようにすると思います。
Sub Macro() ActiveSheet.ChartObjects(1).Chart.SeriesCollection(1).Border.Weight = xlThick End Sub
もちろん、このコードもExcel 2007で動作します。