Shell


構文

Shell(pathname[,windowstyle])

引数pathnameには、実行するプログラムの名を指定します。

引数windowstyleは省略可能です。実行時のウィンドウ形式を指定します。

解説

実行可能プログラムを実行し、実行が完了するとプログラムのタスクIDを示すバリアント型の値を返します。プログラムの実行に問題が発生した場合は、0を返します。

引数pathnameには、プログラムに対してのコマンドライン引数も指定できます。

引数windowstyleを省略すると、2が指定されたものとみなされます。

引数windowstyleには、次の定数を指定できます。

定数 内容
vbHide 0 フォーカスを持ち、非表示にされるウィンドウ
vbNormalFocus 1 フォーカスを持ち、元のサイズと位置に復元されるウィンドウ
vbMinimizedFocus 2 フォーカスを持ち、最小化表示されるウィンドウ
vbMaximizedFocus 3 フォーカスを持ち、最大化表示されるウィンドウ
vbNormalNoFocus 4 最後にウィンドウを閉じたときのサイズと位置に復元されるフォーカスを持たないウィンドウ。現在アクティブなウィンドウは、アクティブのままです
vbMinimizedNoFocus 6 最小化表示されるフォーカスを持たないウィンドウ。現在アクティブなウィンドウは、アクティブのままです

※Tips

Shell関数はプログラムを非同期的に実行します。Shell関数で起動したプログラムが終了しなくても、Shell関数の次のステートメントが実行されます。

サンプル

次の例は、Shell関数でメモ帳を起動します。

Sub Sample()
    Shell "C:\Windows\Notepad.exe", 1
End Sub