PPmt


構文

PPmt(rate,per,nper,pv[,fv[,type]])

引数rateには、利率を示す倍精度浮動小数点数型の数値を指定します。

引数perには、元金支払額を求める期を指定します。

引数nperには、支払い回数の合計を示す整数型の数値を指定します。

引数pvには、現在の貯蓄総額、または将来支払うべき金額の総額を指定します。

引数fvは省略可能です。投資の将来価値、または最後の支払いを行った後に残る現金の収支を指定します。

引数typeは省略可能です。支払期日を示すバリアント型の数値を指定します。

解説

Pmt関数は、定額の支払いを一定期間続けたとき、その期間中の利率が一定だった場合の指定した期に支払う元金を返します。

引数rateには、期間内の利率を指定します。たとえば年利8%の場合、0.08/12を指定します。

引数nperに指定する支払い回数は、支払期間全体の支払い数回数です。たとえば、4年間毎月支払う場合は、48回(4×12)を指定します。

各期の期末に支払う場合は、引数typeに0を指定します。支払いが各期の期首に行われる場合は、引数typeに1を指定します。引数typeが省略されると、0を指定したものとみなされます。

サンプル

次の例は、年利8%で1,000,000円を借り入れ、5年間定額で支払い続けたときの1期めの元金を表示します。

Sub Sample()
    Dim rate As Double, per As Integer, nper As Integer, pv As Double
    rate = 0.08 / 12
    per = 1
    nper = 60
    pv = -1000000
    MsgBox PPmt(rate, per, nper, pv)
End Sub