構文
MIRR(values(),finance_rate,reinvest_rate)
引数values()には、キャッシュフローの値を示す倍精度小数点型の配列を指定します。
引数finance_rateには、支払額に対する利率を示す倍精度小数点型の値を指定します。
引数reinvest_rateには、受取額に対する利率を示す倍精度小数点型の値を指定します。
解説
定期的な支払いと収益に対して修正内部利益率を返します。
修正内部利益率とは、支払いと収益を異なる利率で管理する場合の内部利益率です。
引数values()には、負の値(支払額)と正の値(収益額)が少なくとも一つずつ含まれていなければなりません。
サンプル
次の例は、事業資金の5000を利率10%で借入れ、その後毎年利率12%で追加借入を行った場合。開業後4年間のキャッシュフローをそれぞれ、1年目:2200、2年目:2500、3年目:2800、4年目:3100、としたときの修正内部利益率を計算します。
Sub Sample() Dim LoanAPR As Double, InvAPR As Double, RetRate As Double, Msg As String Dim Values(5) As Double LoanAPR = 0.1 '借入金に対する利率 InvAPR = 0.12 '再投資に対する利率 Values(0) = -5000 Values(1) = 2200: Values(2) = 2500 Values(3) = 2800: Values(4) = 3100 RetRate = MIRR(Values(), LoanAPR, InvAPR) Msg = "修正内部利益率は " & Format(Abs(RetRate) * 100, "#0.00") & " % です。" MsgBox Msg End Sub