構文
Choose(index, choice-1,…,choice-n)
indexには、1から選択可能な範囲の数値を指定します。選択可能な範囲とは、choice-1からchoice-nまでのリスト数です。
第2引数以降は、indexで選択されるリストを指定します。
解説
第2引数以降に指定したリストからindexで指定した項目を返します。
indexに整数以外の数値を指定した場合、整数を超えない範囲で整数に丸められます。
indexに1未満の数値やリストの項目数より大きい数値を指定するとエラーになります。
サンプル
次の例は、変数nで指定したリスト項目を返します。
Sub Sample() Dim n As Variant n = 2 MsgBox Choose(n, "Tokyo", "Osaka", "Nogoya") 'Osakaを返します n = 1.9 MsgBox Choose(n, "Tokyo", "Osaka", "Nogoya") 'Tokyoを返します n = 4 MsgBox Choose(n, "Tokyo", "Osaka", "Nogoya") 'エラーになります End Sub
※Tips
Choose関数では、第2引数以降に指定したすべてのリスト行目を実行時に評価します。次の例では、2番目のリスト項目で「0で除算」を行っていますので、indexで他の項目を指定してもChoose関数はエラーが発生します。
MsgBox Choose(1, 100 + 0, 100 / 0, 100 * 0)