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枠線から少しだけ離す表示形式



セルに入力したデータと枠線の間を、ちょこっとだけ空けたい…という要望をよく耳にします。ドット単位で指定するようなことはできませんので「あまり詳細な配置は無理ですよ」と答えるのですが、そもそも基本的な書式機能すらご存じない方も少なくありません。ここでは、裏技も含めていくつかの方法をご紹介します。



上のように数値と文字列を入力しました。数値の右側と、文字列の左側が、セルいっぱいに配置されているので、狭苦しく感じるかもしれません。(私は、そうは思いませんけど)
まず数値の右側を少し空けるには、「数値」の表示形式を設定してやります。セル範囲B3:B5を選択して[セルの書式設定]ダイアログボックスを開き、[表示形式]タブの[分類]リストで「数値」を選択します。



この操作で設定された表示形式は「0_ 」です。「0」(ゼロ)と「_」(アンダーバー)と「 」(半角スペース)の3つです。「0」は入力された数値自体を表します。2番目の「_」は「次に続く文字の幅分のスペースを空ける」という表示形式記号です。3番目は「 」と半角スペースですから「_ 」の2つで「半角スペース分スペースを空ける」という意味になります。

「_」は次の文字分のスペースを空けるのですから、もちろん半角スペース以外を指定することもできます。下図は、それぞれ次の表示形式を設定しています。
 セルB3「123」:「0_ 」←半角スペース
 セルB4「456」:「0_!」
 セルB5「789」:「0_1」



一般的にExcelの標準フォントは「MS Pゴシック」です。Pはプロポーショナルフォントの意味ですから、文字により横幅が異なります。上図を見てもわかるように、半角スペースより半角の「!」の方が幅が狭いんですね。
この表示形式は文字列でも有効です。文字列の先頭に「!」分のスペースを空けるのでしたら、「_!@」という表示形式を設定します。下図はセルC4の「鈴木」にだけ「_!@」を設定してみました。



一般的に、セル内の配置を少し右に移動するには「インデント」の機能を使います。インデントは、[セルの書式設定]ダイアログボックスの[配置]タブを開き[横位置]で「左詰(インデント)」または「右詰(インデント)」を選択します。次に[インデント]の▲や▼を操作して、インデントの段階を指定します。下図のセルC5「山田」には「左詰(インデント)」で1段階のインデントを設定してみました。



ちょっと右に寄りすぎですね(^^; このインデント幅は変更できません。1段階のインデントは、いつもこの幅になります。Wordでは[Tab]キーを押したときのインデント幅を自由に設定できますが、Excelでは、1段階ごとに設定されるインデント幅を変えることはできないんです。なるほど、不評なのもわかります。
まぁ、次のような使い方を想定したんでしょうね。下図は「○○営業部」に第1段階のインデント、名前には第2段階のインデントを設定しました。



文字列の左側を少しだけ空けるには、先に解説した「_!@」という表示形式でも可能ですが、もうひとつ簡単な設定があります。それは、文字列に「会計」の表示形式を設定する裏技です。下図はセルC5の「山田」に「会計」の表示形式を設定しました。[記号]は「なし」にしています。



「会計」の表示形式では、「正の数」の先頭と、マイナス記号が付く「負の数」の先頭を揃えようとします。難しい表示形式記号を覚えるのがイヤな人は「文字列の左をちょこっとだけ空けるには会計の表示形式」と覚えておきましょう。




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