Ctrl+Aで数式全体を選択


これ、少なくとも私にとっては、改悪です。何はともあれ、動作をご覧ください。まずは、従来の動作から。

  1. セルに数式が入力されています。このセルを編集するというケースです。

  2. [F2]キーを押してセルを編集状態にします。このとき、必ずカーソルは末尾に現れます。

  3. そのままセル内で編集してもいいんですけど、ときには数式バーの中で編集したいこともあります。式が長かったり、シート上に別のデータが入っていたりすると編集しにくいからです。かといって、このとき両手はキーボードの上にあるのですから、マウスなんか使いたくありません。今までだったら、そんなときはCtrl + Aを押していました。セルの編集状態でCtrl + Aを押すと、数式バーがアクティブになったんです。

セル編集時に、Ctrl + Aで数式バーをアクティブにできるってのは、確かショートカットキーとして公開されていなかった気がします。でも、とても便利で指が覚えていました。それが、新しいProPlusでは次のように変わりました。

  1. まず数式が入力されているセルを選択します。

  2. [F2]キーを押してセルを編集状態にします。このとき、必ずカーソルは末尾に現れます。ここまでは一緒です。

  3. 数式バーをアクティブにしようとしてCtrl + Aを押すと、セル内データの全選択になってしまいました。

ったく、余計なことを…。これを改悪だと感じているのは、セル内の全選択だったら、そんなのキーボードだけで簡単にできたからです。[F2]キーを押してセルを編集状態にすると、カーソルは必ず末尾にきます。ちなみにダブルクリックで編集状態にすると、ダブルクリックした位置にカーソルが現れます。カーソルが末尾にあるのですから、そのままShift + ↑キーを押せば全選択になるんです。いつもそうやってきました。ずっと。25年近く。そんな簡単な方法があるのに、なんで今さら変更したのか。てゆーか、じゃ、数式バーをアクティブにする別のショートカットキー用意しろよって感じです。私的には、プンプンです。