ここのところExcel 2007のバグ報告が多いですね。これはネットのニュースでも取り上げられた有名なバグです。再現方法も簡単。単純なかけ算の結果を間違えるというものです。
正しく計算されないのは、かけ算の結果が65535になる数式。二進数で考えたら、何となくありがちな数値ですね。たとえば「850×77.1」を計算すると、
となります。もちろん正解は65535です。
ただ、答えが65535になるかけ算はすべて間違えるかというと、必ずしもそうではなく、たとえば「4369×15」などは正しく計算してくれます。
演算誤差の問題も影響するでしょうから、必ずしも表示上の数値で判断はできないです。
いずれにしても、わかりやすいバグですし、何より「表計算ソフトが計算を誤る」なんてのは言語道断ですから、早急に修正されるでしょう。