Excelのオプションには、ワークシート上に挿入したオブジェクトを隠すための設定がありました。
標準では[すべて表示]がオンになっています。[位置だけ表示]を選択すると、埋め込みグラフの内部が塗りつぶされて「そこにグラフが存在する」ということだけが示されます。こうするとグラフの再描画なくなるので、ワークシートのスクロールが高速になるというメリットもありました。[すべて非表示]は読んで字のごとく、何も表示されなくなります。
[すべて表示]
[位置だけ表示]
[すべて非表示]
この切り替えはCtrl+6に割り当てられていました。
Excel 2007のオプションを見てみると[位置のみ表示]という選択肢がなくなりました。
もちろん、Ctrl+6を押しても「位置のみ表示」にはなりません。
まぁ、ほとんど知られていないオプションでしたので、悔やむユーザーは少ないと思いますけど。